Marin Cilic vs Andy Murray
昨日よりは短く(笑)
私はまりんオタなので、まりんまりん言い続けていた試合でした。
もう、見事なまでにキレキレまりんvs最後まで集中しきれなかったマレーでしたね。
マレーは敗因として怪我を挙げていますが、実際はそれだけじゃないでしょう。
日本時間では深夜の試合だったので見ていない方も多いと思います。
スコアを見てマレーのコメントを読めば、
「ああ、マレーの怪我のせいでチリッチ勝ったのね」
と思われるかもしれませんが、そんな単なるラッキーな勝ち方じゃありませんでしたよ!
第一セット。
まりんはその前のレヴィン戦が非常にダメダメだったので(笑)、
最初からちゃんと引き締めていかないと終わる……とハラハラしながら思っていましたが、
彼は私の予想をはるかに上回るほどいい調子!!
サーブもよし、ネットもよし、高速テニスもラリー戦も自分のゲームできっちり支配できる!!
やばいじゃんかっこいいじゃん。
そんな感じでした。
マレーは、まだいつものマレー(より少し足が動いてない感じ?)でしたね。
でもリターンが少し良くなかったかもしれない。
私の中ではマレー=リターン上手い、足速い、パッシング上手い、なので。
そのリターンミスのせいで、うまく自分を乗せていけてないような感じだったかもしれない。
でもまりんはすっっっっっごく慎重な男ですから(見た目で分かるw)、
まだ完全に流れ引き寄せられてないな……という時はあまりガンガン行かないタイプ。
攻めはするけど、堅実な攻め?というか。
うまく配球して相手のペースを乱して仕留める!と。
たとえばこの試合では、まりんは相手が前に出てきそうになるとスライスを使ってタイミングを狂わせたり、
打ちこんでくるようになると相手のバックのコーナーぎりぎりに高く弾むボールを打っていました。
ああいったボールに、マレーは最後まで対応できなかったように思います。
イライラも溜まってくると余計にネットにかけたり、もうほとんど読みが外れてしまったりしてましたね。
このセットは最後にマレーがダフォでブレイクされ、そのまままりんがキープして取りました。
このあたりは手首の影響かも。
マレーなのに全然サーブでポイントが取れなかったしエースも来なかったし……。
やばい、この人いつ
「ファッキンファッキンわんわんわんわん!!!!」
なんてことを言い出してもおかしくない!とヒヤヒヤしたくらいですから(・∀・;;;;)
そして今にして思えば、言っておけばよかったかもしれないw!?
第二セット。
しょっぱなマレーのサーブをブレイクしたまりん、どんどん加速していきました。
それでもさすが88年組!!
メンタルが全然激しくない(笑)!!
つまり、あくまで第一セットの内容を前提に、対マレーに効果があったプレーを続けて(ネットプレーや、タイミングずらしからの鬼フォア)慎重に慎重に戦ってました。
でも結局はこの展開が長く続いたことで、どんどんマレーのライフゲージがなくなっていったんじゃないかなと思います。
マレー、しょうもないミスはそんなに無かったんです。
UEが多かったわけじゃない。
だけど左右に振り回されて、まりんのショットの威力に押されて、いつもならできることができなくて、もうどうしようもなくなったのかなーといった雰囲気でした。
いいサーブ打ってもまりんからのリターンが超絶妙だったりね。
逆に、まりんのセカンドでポイントを取れなかったりね。
後半はまりんのギアが一段階上がってたかもしれません。
まるでフェデのような攻めで、鬼フォア・バックスライス・ナイスサーブをきれいに使い分けてました。
マレーを翻弄できるなんて!と感動すら覚えるほどに(笑)
しかもショットの精確さがどんどんどんどんどんどんアップしていく!!!!!!
そう、調子のいい時のまりんは、めちゃめちゃエグいところにボールが落ちまくりなのですよ!!!!
「うわwwかすってるーー(ノ∀`*)」っていうショットがバカバカ打てるんです!!!!!!
まあ、そんな“調子のいい時のまりん”っていうのがなかなか出てこないわけですが(笑)
このセットも結局2ブレイクで(しかも結構あっさりブレイクした)、まりん6-2。
私は「強くなったねえ。この舞台でマレー相手にこんなに戦えるんだねえ」、などと少し感慨深くなってきてました(笑)
ただ、ここまで(第一、第二セット)で
まりんのファースト確率は31%だったのです!!!
ひい!!!低い!!!!!
なのに一度もブレイクできないのは、マレーならではの弱みがあったから、だったんじゃないでしょーか。
そして第三セット。
またもしょっぱなでマレーのサーブを破り、ほぼ第二セットと同じ展開に。
いよいよまりんのギアも上がり、さらにエグいショットいやらしいショットが連発しはじめ、ラリーもあまり続かなくなってきました。
もうあとはめくるめく間に一気に試合終了。
まりん完勝!
初めてマレーに勝ちました。
で、ここからは勝手な予想と展望?なわけですが。
さきほど書いた「マレーならではの弱み」とは、
まさに今のマレーのテニスそのものだと思いませんかー?
いや、結局この試合マレーが一度もブレイクできなかった理由は、まりんのセカンドサーブが地味に良かったからなんですけども。
こういうような「セカンドサーブもそんなに悪くない人」となると、マレーのようなシコりまくり粘り勝ちタイプは全く歯が立たなくなってきそうな気がしました。
これを期に、そろそろ守備・防戦メインのテニスは終わりにしてもいいのかもしれません。
今までは「ええええ、攻めてたのは相手のほうだったのに!!」というポイントの取り方を数多くしてきましたが、限界(というかもう天井)まで来てる気がする、私はね。
ジョコが最近それに気づいて、いきなり自分のテニスというものを変更することにしたみたいですが……。
でもプレースタイルを変えるのは簡単なことじゃないですよね。
だからマレーにその勇気があるかないか、そこがこれからマレーがGSを取ってナンバーワンになれるかどうかの境目なんじゃないかなあと思いました。
マッチサマリーはこちら。
ほらね、まりんのサーブは全体でも52%しかない。
次のピックアップは、最初から最後まで全部見ていたわけではない
デルポトロvsフェレーロ
ゴンサレスvsツォンガ
ウダンvsペトロワ(ここで急に女子w)
のハイライトらしきもの?をまとめて書こうかな……という予定。未定。
1 Response to 【テニス】US Open - チリッチvsマレー
とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!
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